ルート施術動画

鍼治療の中でも「ルート治療」は、一般的な経絡治療や局所治療とは考え方が異なり、ギックリ腰(急性腰痛)に対して非常に相性が良い治療法とされています。ここでは、ルート治療によってギックリ腰が改善されるポイントを、理論・施術ポイント・回復過程の観点から詳しく説明します。

まずルート治療の基本的な考え方として、「痛みや症状は、身体の深部に蓄積された“コリ(ルート)”が原因である」という前提があります。ギックリ腰の場合、急に痛めたように感じますが、実際には長年の姿勢不良、疲労の蓄積、冷え、ストレスなどにより、腰部・殿部・背部・下肢にかけて強固なコリのルートが形成され、限界を超えた瞬間に痛みとして表面化します。ルート治療では、この「結果として出た痛み」ではなく、「痛みを生み出した根」に直接アプローチする点が大きな特徴です。

 

改善ポイントの一つ目は、深層筋への直接刺激です。ルート治療では、通常の鍼よりもやや太めの鍼を使用し、表層ではなく深部の筋肉や筋膜、神経周囲に存在する硬結(コリ)を的確に捉えます。ギックリ腰では、脊柱起立筋、腰方形筋、多裂筋、大殿筋、梨状筋などが強く緊張していることが多く、これらをピンポイントで緩めることで、動けなかった腰が短時間で動きやすくなるケースが多く見られます。

二つ目は、腰だけにとらわれない施術範囲です。ルート治療では、腰痛の原因が足・臀部・背中・首にまで及んでいると考えます。特にハムストリングスやふくらはぎ、足裏のルートが強い人ほど腰に負担が集中しやすく、これらの部位を同時に緩めることで、腰部への負荷が大きく減少します。「腰を触っていないのに腰が楽になる」という現象が起こるのも、ルート治療ならではです。

三つ目は、回復力そのものを高める点です。ルート治療の鍼刺激は、血流改善・神経伝達の正常化・自己治癒力の活性化を強く促します。ギックリ腰の急性期では炎症が起きていますが、適切な刺激を与えることで、炎症物質の排出が進み、回復スピードが早まります。その結果、「寝返りも打てなかった状態から、翌日には歩けるようになった」という変化も珍しくありません。

四つ目は、再発防止につながる点です。一般的な対症療法では、痛みが取れてもコリのルートが残るため、再発を繰り返しやすくなります。ルート治療では、ギックリ腰を引き起こす土台となっている深層のコリを段階的に減らしていくため、回数を重ねるほど身体の使い方が変わり、腰への負担が蓄積しにくくなります。

このように、ルート治療は「今出ている激痛を抑える」だけでなく、「なぜギックリ腰になったのか」という根本原因にまで踏み込む治療法です。そのため、強い症状ほど変化を実感しやすく、早期改善と長期的な安定の両方を目指せる点が、ギックリ腰において高く評価されている理由と言えるでしょう。

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